1.応用行動分析(ABA)とは?
人間の行動が、その人の考え方や性格だけでなく、周りの環境にも影響されると考えます。この環境とは、行動を起こす前と後の状況を指します。行動の前の状況をA、行動そのものをB、行動の後の状況をCとし、これをABC分析と呼びます。ABC分析は行動の理解と改善に重要です。
2.行動をABC分析すると?
例えば、子どもがお菓子売り場で母親と一緒にいて(A)お菓子が欲しくて大声でわめく、(B)母親はお菓子を買ってあげる、(C)この結果、子どもは大声を出せばお菓子がもらえると学びます。
3.子どもは何を学ぶか?
「お菓子が欲しくなったら、泣いたりわめいたりすれば、お母さんはお菓子を買ってくれるぞ♪」 ということを学ぶ確率があがります。
4.強化と弱化
行動の後に良いことが起きるとその行動が増え(強化)、嫌なことが起きるとその行動が減ります(弱化)。ABAはこの考え方を使って、良い行動を増やし、悪い行動を減らします。ただし、ABAは罰をできるだけ使わずに行動を改善します。
5.選択的注目
困った行動を減らすために「選択的注目」という方法があります。子どもがお菓子を欲しがるのは自然ですが、欲しがり方が問題です。支援者は、どういう方法で要求が叶わないか、どうすれば叶うかを教えます。泣いたり叩いたりしたときは要求を叶えず、正しい方法でお願いできたら「優しくお願いできてえらいね!」と褒めたり、お菓子を我慢できたときは「我慢できてかっこいいね!」と賞賛します。これを「選択的注目」といいます。
6.ABC分析と消去(消去と代替え手段はセット)
この方法は、間違えると冷たくなったり、厳しすぎることがあります。子どもが正しい行動を学ぶためには工夫が必要です。正しい知識を持てば、お父さんお母さんも家で取り組めますが、最初は専門家に相談される事をお勧めします。
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