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DAY2 これからの教育

目次

これからの教育で必要なのは・・・育む力

1.日本の子どもは自己肯定感が低い

日本の子どもたちの自己評価の低さは際立っています。そして、そのことは、日本の教育の大きな課題だとみなされてきました。自己肯定感の低いのかをデーターから検証します。

図表1は文部科学省もよく引用するデータの一つです。この調査(「高校生の生活と意識に関する調査」国立青少年教育振興機構、2015年)は、高校生に対して「自分はダメな人間だと思うことがあるか」を聞いています。図表を見ると、日本の高校生の肯定率は、7割を超えます。つまり自分はダメな人間だと思うが7割ということです。

       ※図表1
小学生に対する調査(「学習基本調査・国際6都市調査」)でも、東京の子どもたちは成績の自己評価がもっとも低く、学習に自信がもてない子どもたちの様子が表れています。
これらを見ると、やはり日本の子どもたちの自己肯定感は低い印象を受けます。

             ※図表2
ちなみに子ども自身の自己評価だけでなく、日本人の保護者は子どもの成長に対する評価が低い傾向があります。これも少し古いデータですが、1993年に当時の文部省が行った調査(「家庭教育に関する国際比較調査」)では、10~12歳の子どもをもつ親で「子どもの成長に満足している」という割合が、アメリカ、イギリス、スウェーデンでは8割を超えるのに対して、日本では4割に満たない結果でした。日本の子どもたちの自己評価の低さは、そうした周囲からの評価のされ方も影響している可能性があります。
引用)
※図表1 平成27年(独)国立青少年教育振興機構 調査対象:高1~3生
※図表2 国際6都市(東京・ソウル・北京・ヘルシンキ・ロンドン・ワシントンDC)における小学生の学習に関する意識・実態調査

2.まず大人自分自身を認めて、それから子供を認める


まず、子どもを認めるそれが必要だと思います。結果ではなく頑張った過程を認めてもらった経験が自分自身を認める事ができます。経験していない事は出来ないのは当たり前です。例えば食べた事のない食べ物を味や食感,においがわからないのと同じです。
大人(保護者)自身を認める事から始めてください。そうすると子どもを認める事ができます。子どものすべてを受け止めてください。
お母さん、お父さんんはいつも子育てや家事、仕事と本当に頑張っておられます。毎日ありがとうございます。
自分を褒めて認める事がスタートです。

3.教える教育から育てる教育へ

これから必要な力は①主体性②リーダーシップ③イノベーションの力④豊かな感性⑤コミュニケーション力です。
これらの力を機械化になってAIが進化しても人間にしか持つことが出来ない能力です。
教え込む机上の勉強では育むことが出来ない。「育む」教育です。「教育」は後ろの「育む」が「教える」を支えます。学ぶ楽しさや知る喜び興味関心を引き出すのが「育む」です。
その土台があってこそ「教える」の効果が高まる事になります。

また続きは3DAYに・・・


             

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この記事を書いた人

言語聴覚士16年目小学校非常勤講師として4年間ASD、ADHD等の発達障害のお子さんの言語訓練を行ってきました。
押し付けの訓練、子育てで悩み、自身の子どもの不登校や患者さんのリハビリ拒否を通して学んだ事は「人は自分の中に答えを持っている」事に気が付きました。子どもが持っているこたえを引き出せるお手伝いをしていきたいと思っています。

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